青春時代の思い出、あの頃の読書体験を蘇らせる石坂洋次郎作品

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今日のこと、ふと、小説あるいは映画であったか忘れたが、「寒い朝」という名の作品があったことを思い出した。

調べてみると、石坂洋次郎の小説であった。

内容も当然忘れている。

 

青春の一時期、石坂洋次郎の作品を盛んに読んだことがある。

それ以前は、推理小説。分けてもエラリー・クイーンに凝っていて、当時の日本で出版していた全ての作品を読破したと思っていた記憶がある。

石坂洋次郎の作品は全てではない。

「寒い朝」の他には、「雨の中に消えて」、「陽のあたる坂道」、「あいつと私」、「若い人」、「青い山脈」の名を思い出す。

 

石坂洋次郎の作品を読もうと思ったのは、確か、テレビで「雨の中に消えて」が松原智恵子と舟木一夫の主演でドラマ化され、それをみたことがきっかけであったように思う。

遠い昔の話である。