いま,大麻関連株がスゴイことになっている

株価

 


大麻関連株が熱い。

もちろん、大麻に対して厳しい法規制がある日本のことではない。

この10月に大麻の販売、所持が合法となるカナダ企業のことだ。

 

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出典:Bloomberg

 

背景はこうだ。

 

すでに、米国では29の州と首都ワシントンにおいて医療用大麻は合法であり、そのうちの9州と首都ワシントンにおいては嗜好品としても認められている。

これらのところにおいては、大麻をタバコや酒と同様に楽しむことができるというわけだ。

 

さらにこの10月中旬には、米国の隣カナダでも大麻の合法化を迎える。

加えて、近年大麻の薬効が注目を受け、科学的な研究が行われるようになり、国連の世界保健機構(WHO)に至っては大麻には有効性があり比較的安全とした報告も存在する。

 

これらの動向から、今後、世界的に大麻合法化の流れが加速するのではないかとの観測が伺われ、大麻関連ビジネスは投資家の強い関心を得ている。

特にここ数年、カナダの大麻関連銘柄への投資が著しい。

 

例えば、医療用大麻製造企業のキャノピー・グロース(Canopy Growth)は、ここ2年半でおよそ30倍、この1年間でも7倍近くの株価に上昇している。

同様に、ほかのカナダ大麻銘柄であるオーロラ・カンナビス(Aurora Cannabis)なども急騰している。

 

もちろん日本では大麻取締法の厳しい規制のもと、大麻の所持、栽培、譲渡等は厳禁であり社会の嫌悪感も強い。

当然大麻ビジネスへの投資には厳しい批判を持つ方も多い。しかし、いま世界ではその大麻ビジネスに巨額の資金が流れ込んでいる。